骨粗鬆症財団20年のあゆみ
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の41%が週に1回以上受診されており、内科でも27%に達した。672. 診療所に通院する骨粗鬆症患者さんの内服薬の服薬コンプライアンスと腰背痛の 3. 骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート系薬剤)の服用に関する調査結果 (平成23年度事業)内服薬服用上の問題については、高齢、複数疾患合併、服用薬剤の個数が多い患者で問題点を有する傾向が強く、合併する疾患の数や服用個数に比例してその比率も増加していた。年齢が80歳以上、合併症3疾患以上、内服薬5個以上の何れの群でも問題点ありとする比率が50%を超えていた。内服薬の服薬状況は、ほぼ7割が「指示通り服薬できている」と回答したが、「薬が余っていることがある」と回答したものが47%あり、飲み忘れの可能性が示唆された。通院頻度については、カルシトニン製剤を使用していない内服薬のみで治療中の患者通院中の骨粗鬆症患者の77%が腰背痛を有しており、そのうち80%が日常生活に制限があるとしていた。腰背痛のある患者では、痛みの改善への満足度が高い患者ほど、骨粗鬆症全般に対する治療満足度が高かった。ビスホスホネート系薬剤は骨粗鬆症治療薬の第1選択薬として広く普及している。しかしビスホスホネートの服用方法はあまり便利なものとはいえない。服薬コンプライアンスを改善する目的で従来の毎日(連日)服用する製剤に加えて、週1回(週1)や4週に1回(月1)服用する薬剤が開発されたことから、実際に骨粗鬆症と診断あるいは疑いありとされた50歳以上の患者393名を対象に、連日、週1、月1製剤を服用することに関するアンケート調査をインターネット経由で2011年7月に行った。そのうち、ビスホスホネート服用中の222例につき解析を行った。現在服用中のビスホスホネートは、週1製剤が80.2%、連日製剤が19.8%と週1製剤が主流となっていた。長期間服用する場合はどの製剤が便利だと思うか尋ねたところ、月1製剤に対して71.6%が肯定的な回答であった。服用したい理由として、服用回数が減って便利、飲み忘れが減りそうとする回答が多かった。一方、週1製剤が主流となっている現在、連日製剤を服用中の患者さんは週1や月1製剤に対してあまり利便性を評価しなかった。飲みたくない理由として、飲み忘れが増えそうとするものが65.1%にのぼり、飲み忘れ対策の重要性が裏付けられた。現状(平成19年度事業)内科と整形外科診療所に通院治療中の骨粗鬆症患者649例を対象に、内服薬の服薬状況や服薬時の問題点及び腰背痛の状況について2006年7月から9月にかけ調査した。アンケート調査は診療所の医師を通じ、通院治療中の骨粗鬆症患者に依頼した。

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