骨粗鬆症財団設立30周年記念誌 OSTEOPOROSIS
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11榎本 公益財団法人骨粗鬆症財団30周年を記念いたしまして、本日は「宇宙医学のエキスパートと宇宙飛行士から学ぶ究極のアンチエイジング、人生100年時代をすこやかに過ごすために」と題しまして特別対談をお届けさせていただきます。対談されるのは徳島大学藤井節郎記念医学センター顧問、骨粗鬆症財団理事の松本俊夫先生と、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、宇宙飛行士の古川聡さんです。私は本日、進行役を務めさせていただきますJAXA、宇宙イノベーションパートナーシップ、J-SPARCナビゲーターの榎本麗美と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、超高齢社会が進んでいく中、多くの読者が骨粗鬆症の予防について関心を持っていらっしゃることと思います。まずは骨粗鬆症財団理事で、宇宙医学のエキスパートでもある松本先生から、今、取り組まれている研究についてご説明いただけますでしょうか。宇宙での微小重力環境による影響は「極端な運動不足」「寝たきり」に類似していると言われます。宇宙滞在による骨量減少、筋萎縮、平衡機能障害などに対する対策は、加齢に伴う老化現象を防ぐ知恵につながるのではないでしょうか。財団30周年記念の特別対談として、宇宙医学のエキスパート、(公財)骨粗鬆症財団の松本俊夫理事と、国際宇宙ステーションに長期滞在した古川聡さんに、「宇宙医学から学ぶアンチエイジング」について話していただきました。※本対談は2021年6月に日本橋三井タワーにあるX-NIHONBASHI TOWERで行われた(古川聡さんはつくば市のJAXAよりリモート参加)。  宇宙に滞在中の体の変化        ~人生100年時代をすこやかに過ごすために~特別対談宇宙医学のエキスパートと宇宙飛行士から学ぶ究極のアンチエイジング

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