骨粗鬆症財団設立30周年記念誌 OSTEOPOROSIS
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123456789101112131438医療ボランティア骨粗しょう症・生活習慣病ネットワーク(大阪)東京骨を守る会新潟骨を守る会名古屋骨を守る会NPO法人高齢者運動器疾患研究所(埼玉・板橋) 札幌骨を守る会 金沢骨を守る会認定NPO法人京滋骨を守る会広島骨を守る会仙台骨を守る会NPO法人倉敷骨を守る会NPO法人群馬骨ケアネットワーク信州骨を守る会NPO法人兵庫骨を守る会名称設立年1997年1999年2002年2003年2005年2008年2009年2011年2015年2016年2017年2017年2018年2018年(2018)(2017)(2015)(2018)(2008)(2002)(2009)(2011)(1997)(2016)(2017)(公財)骨粗鬆症財団 評議員藤田医科大学 教授(1999)(2003)高齢者運動器疾患研究所(2005)東京骨を守る会名古屋骨を守る会広島骨を守る会兵庫骨を守る会倉敷骨を守る会信州骨を守る会札幌骨を守る会新潟骨を守る会金沢骨を守る会京滋骨を守る会ネットワーク仙台骨を守る会群馬骨ケアネットワークプレスセミナー/国際学会/全国の骨を守る会 骨粗鬆症の診断、予防、治療の改善のためには患者教育と一般市民への啓発に力を注ぐ必要があります。しかしながら、骨粗鬆症は疾患としての概念が確立したのが比較的新しく、他の慢性疾患とくらべても十分に情報が行き渡っているとは言えない状態です。臨床の現場でも、骨折後の患者さんや、そのご家族から「今後どうすれば良いですか?」とお聞きいただくことも多いです。このような状況を踏まえ、骨粗鬆症財団を中心に、骨粗鬆症の予防と治療に関する情報発信が続けられています。 日本では、東京、大阪、名古屋をはじめ、様々な都市で骨粗鬆症や生活習慣病に関する教育・啓発活動を行うボランティア団体が、主に「骨を守る会」という名称で設立されています。これらの団体の活動の目的は、骨粗鬆症の早期予防、特に骨粗鬆症による骨折を予防し健康寿命の延伸と生活の質(QOL)の維持向上を実現することにあり、地域の住民を対象に地域の特性を活かした講演会の開催や会報の発行等を行ってきました。ボランティア活動の大きな問題は活動資金が不足がちであることです。骨粗鬆症財団は、これらのボランティア団体の活動を長きにわたり支援しています。また、それぞれの啓発団体の情報交換と交流とを目的とした「全国骨を守る会連合会」も、骨粗鬆症財団のもとで組織され、より一層質の高い情報発信ができるように支援がなされています。 残念なことに2020年、2021年とコロナ禍で活動の中止・延期を余儀なくされた団体も出てきましたが、ボランティアの骨粗鬆症予防に対する情熱は強いものがあります。また、動画配信などの新しいメディアを通じて、啓発活動を推進する団体も出てきています。市民の皆様がより楽しく骨粗鬆症予防に取り組んでいただけるよう、骨粗鬆症財団では全国の骨を守る会のお手伝いをし、このような団体がさらに国内各地に拡大していくことを期待します。骨粗しょう症・生活習慣病2012-2021新規加入団体鈴木 敦詞各地域における「骨を守る会」の活動と意義◦ 全国の骨を守る会 ◦

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