骨粗鬆症検診

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骨粗鬆症検診

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骨粗鬆症検診は、健康増進法という法律のもと、40~70歳の女性に5歳刻みで実施されています。自治体によって独自に性や年齢を拡大して行っているところもあります。また、自治体以外にも健康保険組合などが行う骨粗鬆症検診もあります。

受診率

骨粗鬆症検診の受診者数は近年横ばいで、受診率は全国平均4~5%と低くなっています。2017年の調査では5.4%でした(乳がん検診の受診率は44.9%)。

検診の目的

骨粗鬆症は自覚症状がないことが多く、患者自ら病気に気づくことが難しいため、早期に予防や治療に取り組むためには骨粗鬆症検診を積極的に受診することが重要です。

要介護との関係

骨粗鬆症財団の調査で、検診受診率が低い地域ほど大腿骨近位部骨折が多く、要介護になる人の割合も多いことがわかりました。
(「骨粗鬆症検診の現状 -骨粗鬆症性骨折,要介護との関係-」 山内広世ほか. JJOS 2018; 4: 513-21)
要介護にならないためにはまず検診をしっかり受診することが必要と言えそうです。

検診と要介護率図

骨粗鬆症検診率と要介護率の関係
( n=46 r=-0.46   p<0.01)

要介護率=(要支援・要介護認定者数)/(65歳以上の日本人男女人口),
骨粗鬆症検診率=(骨粗鬆症検診の受診者数)/(40, 45, 50, 55, 60, 65, 70歳の日本人女性人口)
高知県の要介護率(19.6%)は含まない.