ロコモとサルコペニア

ロコモやサルコペニアが転倒骨折を引き起こす

高齢になると日常の動作が難しくなってきます。
「サルコペニア」とは加齢により、筋肉量が減ったり筋力が低下したりすることを言います。
また、骨や筋肉、関節、神経などの体を動かすときに働く部位を「運動器」と呼びますが、こうしたサルコペニアや各種疾患によって、立つ、歩くといった移動機能が衰えることを「ロコモティブシンドローム(略してロコモ)」と呼びます。

骨粗鬆症も運動器疾患のひとつです。ロコモになると、日常生活が不自由になるだけでなく、バランス能力や反応する能力が鈍くなり、転倒する危険度も高くなります。骨粗鬆症で骨の強度が十分でない人が転倒すると、骨折がより重症化してします恐れがあります。

運動器は体を動かすために複雑に連携しており、どこかに不具合が生じると影響は全身に及びます。さらに、身体面の不自由さから閉じこもりがちな生活を続けていると、活動性がますます低下して虚弱が進んでしまう悪循環に陥るケースも多くあります。

自立した生活をできるだけ長く続けるため、ロコモの人は筋肉やバランス機能をきたえ、転倒を予防する必要があります。

ロコモ度テスト

ロコモはゆっくりと進行しますので本人も周りも気がつかないことが多くあります。今、自分がどの状態にあるのかテストで調べましょう。

「ロコモ度テスト」で調べよう! (ロコモチャレンジ!推進協議会「ロコモONLINE」のページにジャンプします)