令和5年度財団研究助成選考結果

募集要項

募集テーマ:
  【一般課題】
     骨粗鬆症に関する臨床研究
  【指定課題】テーマは下記の3つよりひとつ選択
     ①医療データベース(NDBなど)を用いた骨折数に関する疫学研究
      (研究期間は最大3年間とする。申請書に研究期間を記載)
     ②骨粗鬆症の予防、検診の普及に関する研究
     ③骨粗鬆症の一次骨折予防に関する研究
募集期間 :令和4年8月1日〜9月20日
応募件数 :27題
選考委員会:令和4年11月7日(月)18:00〜19:00 AP市ヶ谷 Eルーム
選考委員 :林 泰史、寺内公一、石島旨章、小川純人(敬称略)
選考方法 :応募書類から応募者の属性を削除し、4名の選考委員によるブラインド審査で、①骨粗鬆症研究への貢献性、②独創性・新規性、③将来性・発展性、④遂行可能性の4項目について、最低1点から最高5点で絶対評価とした。4項目を合計したのち、同点のものは①骨粗鬆症研究>②独創性・新規性>③将来性・発展性>④遂行可能性の順に優先して順位付けした。

入選課題

下記10題とする。

No. テーマ 所属 氏名(敬称略・50音順)
一般


骨粗鬆症性椎体骨折の罹患椎体高位による治療予後および発生機序の比較検討 京都大学大学院 医学研究科 整形外科 清水 孝彬
歯周病は骨粗鬆症のリスクを増加させるか ―おぶせスタディ 松本歯科大学 歯学部 歯科放射線学講座 田口 明
大腿骨近位部の骨粗鬆症化はいかに進行するのか:QCT-Hip 3D mapping法による解析 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 整形外科学 千葉 恒
指定①

鳥取県における大腿骨近位部骨折の全数調査
鳥取大学医学部附属病院 リハビリテーション科
尾﨑 まり
全国医療・介護データベースを活用した大腿骨近位部骨折とそれによる要介護化をアウトカムとした骨粗鬆症治療薬のReal world effectiveness、並びにそれを左右する要因 あさひ総合病院 整形外科
中藤 真一
指定②







ヒト骨代謝における骨細胞osteocyte上の血中DMP1とFGF-23代謝の有用性の実証研究~骨粗鬆症健診への新たな情報還元を目指して~
静岡社会健康医学大学院大学 社会健康医学研究科
栗山 長門
骨粗鬆症性椎体骨折の急性期に理学療法士による運動療法の介入は骨粗鬆症の進行を予防できるのか?
大阪公立大学医学部 医学科 整形外科学教室
玉井 孝司
胸部単純レントゲン写真から骨密度を推定する人工知能の開発
大阪大学医学部 器官制御外科学 整形外科
藤森 孝人
骨粗鬆症性椎体骨折発生に関わる危険因子の同定と早期診断システムの確立:住民検診縦断データでの解析 名古屋大学大学院 医学系研究科 整形外科学
町野 正明
骨粗鬆症検診は骨粗鬆症の有病・発生の低減に効果的か?地域住民コホートの7年追跡 東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター ロコモ予防学講座
吉村 典子